国立天文台三鷹キャンパス

国立天文台三鷹キャンパス

国立天文台の本部

日本の天文学研究の拠点となる研究機関が、国立天文台です。国内外に世界最先端の研究施設を複数所有していますが、三鷹キャンパスはその国立天文台の本部となる場所です。

国立天文台は、東京帝国大学(現・東京大学)附属の東京天文台として、1888年に現在の港区麻布に設置されたのが始まりです。三鷹の地には、1909年に土地が購入され、1914年に建物の建設が開始。1924年に移転しています。1988年には、国立大学が共同で研究するための機関として、国立天文台となりました。

約26万平方メートルの敷地内には、大正から昭和初期に作られ、現在は国の登録有形文化財にもなっている天文観測における歴史的な建物から、最先端の観測施設までが揃っています。

施設内には他に、平日の昼間に営業している食堂や、国立天文台グッズなども購入できる売店などもあります。

歴史的な建築物や展示室、公開望遠鏡は一般公開

施設は研究機関であると同時に、見学エリアは無料で一般公開されています。見学エリアには、歴史的な建造物や、資料の展示室、公開望遠鏡などが含まれています。

国の登録有形文化財に登録されている建造物では、1921年に竣工し施設内では最も古い観測施設である「第一赤道儀室」や、かつて国内では最大口径の展望台として使われていた「大赤道儀室」(現在は天文台歴史館として展示用に使用)、アインシュタイン塔の別名でも知られた「太陽塔望遠鏡」(通常は外観のみ)など5つの建物があります。

また登録有形文化財の1つ「子午儀資料館」の中には、1880年にドイツから購入され、日本の天文学史上でも貴重な望遠鏡となっている国の重要文化財「レプソルド子午儀」が展示されています。

天体の精密位置観測に使われていた「自動光電子午環」は、ドームが「天文機器資料館」として収蔵品が公開されています。「4D2Uドームシアター」では、空間の3次元と時間の1次元を4次元とした「4次元デジタル宇宙プロジェクト(4D2Uプロジェクト)」により作成された4次元デジタル宇宙コンテンツが、定期的に公開されています(事前予約制)。

その他、毎月観望会が行われている50センチ公開望遠鏡や、天文学や宇宙科学関係の様々な書籍を収蔵している図書室などが公開されています。

定例観望会や特別イベントも

定例観望会が毎月2回、第2土曜日の前日と第4土曜日に開催されています。また、遠方からでも参加できるように、オンライン開催も行われており、基本的には、第2土曜日の前日の金曜日がオンライン、第4土曜日が現地開催となっています。

現地開催の場合は「50センチ公開望遠鏡」が使用され、ディスプレイに映し出すデジタル観望もしくは実際の望遠鏡を覗く眼視観望により行われます。各回の定員は90名、事前申込・抽選にて行われます。

4D2Uドームシアターでは、毎月第1、第3土曜日と第2土曜日の前日に定例公開が行われており、4次元デジタル宇宙ビューワー「Mitaka」が再現する最新の宇宙を楽しめます。

各日3回の公開となり、各回とも先着40名を定員として、オンラインで事前予約を受け付けています。公開される作品は、毎月入れ替えられます。

その他、毎年10月に開催されている年に一度の特別公開イベント「三鷹・星と宇宙の日」や、太陽塔望遠鏡の内部が公開される「春の太陽塔望遠鏡特別公開」といった特別イベントも行われます。

運動場の貸切も

国立天文台三鷹キャンパスにある運動場も、一般開放がされています。

使用可能日は基本的に土日・祝日となり、1時間700円にて借りることが出来ます。

利用は事前予約制となっており、対象月の前月の1日0:00~2日12:00に、メールもしくはFAXで仮予約を受け付けており、抽選により申込が決定します。

毎日公開、入場は無料

国立天文台三鷹キャンパスは、年末年始(12月28日~1月4日)を除き、基本的には毎日公開されています。

入場は無料となり、イベントなどを除き事前の予約も不要です。当日は、見学者受付で受け付けをして見学が可能です。

なお、工事等で公開が中止となる日もあるため、注意が必要です。

※写真は(c) 国立天文台

施設・スポット詳細
営業時間
  • 平日
    10:00~17:00
  • 土曜日
    10:00~17:00
  • 日曜日
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