
星空好きのための“静けさと感動”を味わう旅
都会の明かりを離れて、星の海に包まれる体験を。
今回は、東京・関東からアクセスできる「心がほどけるような星空スポット」を厳選して紹介します。単なる観光地ではなく、「星空を深く味わえる場所」にこだわって選びました。
1. 奥多摩湖(東京都)
― 都心から約2時間、静寂の湖畔で満天の星に出会う ―
・アクセス:JR青梅線「奥多摩駅」からバスで約20分。車なら新宿から約2時間。
・特徴:周囲に街灯が少ないため、天の川や星座が肉眼でもはっきり見える。特に「月夜見第二駐車場」や「水と緑のふれあい館」付近が人気の観察ポイント。
・ポイント:三脚での星景写真撮影や、ソロで静かに星を眺めたい人に最適。
🔗奥多摩周遊道路(東京都建設局、月夜見第二駐車場の説明があり)
🔗水と緑のふれあい館(東京都水道局)
2. 堂平天文台(埼玉県ときがわ町)
― 宿泊もできる“元・国立天文台”、星と眠る夜を ―
・アクセス:東武東上線「小川町駅」からバス+車で約30~40分。車で都心から約2時間半。
・特徴:91cm反射望遠鏡が設置された観測施設で、宿泊施設併設。
•ポイント:月2回の観望会では専門スタッフの解説付きで星座や惑星が観察できる。星を“学びたい”人におすすめ。
🔗堂平天文台(ときがわ町)
🔗堂平天文台「星と緑の創造センター」(チョコたび埼玉)
3. 美の山公園(埼玉県・秩父)
― 星と夜景の二重奏、“夜景100選”にも選ばれた絶景 ―
・アクセス:秩父鉄道「皆野駅」からタクシーで約15分。車なら関越道・花園ICから約40分。
・特徴:標高約580mから望む星空と、秩父の夜景が同時に楽しめる。
・ポイント:夜のドライブと星空撮影が両立できるデートスポットとしても人気。
4. 戦場ヶ原(栃木県・日光)

― 標高1,400mの湿原に広がる“別世界の夜” ―
・アクセス:JR・東武「日光駅」からバスで約1時間。「赤沼」バス停下車すぐ。
・特徴:光害がほぼない高地湿原。視界が開けており、天の川が肉眼で見えるほどの星空。
・ポイント:静寂の中、風の音と虫の声だけに包まれながら星を見る“没入型の観察”をしたい人に。
5. 清里高原(山梨県)
― 南アルプスの大地と八ヶ岳の星空の共演 ―
・アクセス:JR小海線「清里駅」から車で10分。新宿から車で約2.5~3時間。
・特徴:標高1,200~1,500mの高原リゾート。周辺には八ヶ岳南麓天文台や星のリゾナーレも。
・ポイント:家族やカップルでゆったり過ごしつつ、星空観察もしたい人に。
6. 館山・大房岬(千葉県)
― 海と星が交差する南房総の隠れ名所 ―
・アクセス:JR「館山駅」からバスで約25分。車なら都心から東京湾アクアライン経由で約2.5時間。
・特徴:水平線ギリギリまで星が見え、海と空が一体化したような景色が楽しめる。
・ポイント:潮風と星空に癒やされたい“感性派”におすすめ。キャンプ場や自然公園もあり。
星空体験をもっと深める3つのヒントとSNSの活用
1. 新月前後の夜を狙う:月明かりが少ないほど星の見え方が鮮明に。
2. 防寒・防滑対策を忘れずに:標高の高い場所は夜間冷えるため、重ね着と滑らない履物が安心です。
3. 目的でスポットを選ぶと満足感アップ
・星空を学びたい -> 堂平天文台
・写真やロマンを重視 -> 奥多摩湖/戦場ヶ原
・夜景+星空を楽しみたい -> 美の山公園
気になったら地名で検索を
今回紹介した星空スポットは、インスタグラムなどのSNSでも美しい写真がたくさん投稿されています。
気になる場所があったら、ぜひ地名やスポット名で検索してみてください。
写真でイメージが膨らむと、実際に足を運ぶのがもっと楽しみになりますよ。
まとめ
星空はただ眺めるだけでなく、「どこで・どう見るか」で体験が大きく変わります。
関東から日帰り・一泊で行ける今回のスポットは、どれも“空を見上げること”が特別な体験になる場所ばかり。
「次の週末、星を見に行こう」
そんな気持ちで、ぜひ一歩踏み出してみてください。
(c) 写真: 日光旅ナビ