
日本科学未来館での特別展
日本科学未来館で開催される特別展です。世界初公開も含む、最新の宇宙探査技術が集まります。
世界初公開となるのは、アポロ計画以来の有人月面探査「アルテミス計画」で実際に使用される様々な先端技術です。
宇宙飛行士が約1カ月間生活をしながら月面探査ができる有人月面探査車「有人与圧ローバー」の実物大模型が世界で初めて展示されます。
月面に直接置いて、土砂等の物質による電気のため込みやすさ(誘電率)を直接測定する「月面誘電率計測器」の技術も紹介されます。
月面探査だけでなく、日本の最新宇宙ミッションも集結します。
ロケットで打ち上げられる衛星等を保護するカバー「フェアリング」。H3ロケットで使用されるものの実物大模型が展示されます。
小惑星探査機の「はやぶさ」「はやぶさ2」が持ち帰った重要な粒子の実物も展示され、火星からのサンプルリターン計画「MMX: Martian Moons eXploration」についても紹介されます。
日本の最新人工衛星である先進レーダー衛星「だいち4号」や、雲エアロゾル観測衛星「はくりゅう」などの最先端技術も紹介。
その他、民間企業や、若い世代の学生達による宇宙探査の成果も紹介されます。
大画面での体感型や前澤さんが使用したソユーズ宇宙船の実機も
最新の火星探査データから作られた映像を大画面で楽しめる火星ツアーでは、100年後の未来の火星生活も体感できます。
JAXA種子島宇宙センターからは、ロケットの断熱材やフェアリングの一部などの展示物が紹介され、本物のロケットの部品に直接手を触れられる機会となります。
また「すばる望遠鏡」や「アルマ望遠鏡」、宇宙望遠鏡「XRISM」などによる最新の観測データに基づいた、天文学の最前線も紹介されます。
「第二の地球は?」「ブラックホールの正体は?」「ダークマターとは?」といった宇宙の謎へ迫る旅を大画面で体感できます。
特別展示として、日本の民間人としては初めて国際宇宙ステーションに滞在した前澤友作さんが搭乗したソユーズ宇宙船(帰還モジュール)の実機も展示されます。
7月12日~9月28日の開催
特別展の開催期間は、2025年7月12日(土)~2025年9月28日(日)となり、チケットは特別展用の専用チケット(常設展も入場可能)が必要となります。