世田谷区教育会館のプラネタリウム
世田谷区教育会館に入るプラネタリウムです。
教育会館は、1988年に完成した地上3階、地下2階の建物となり、1階にプラネタリウム、地下1階と地上1階に世田谷区立中央図書館が入り、地下2階は中央図書館の保存庫と機械室となっています。なお2021年12月に世田谷区立教育総合センターが開館したことで、それまで2階と3階にあった教育センターや教科書センターなど、一部の機能が移転しています。
教育センター等の移転に伴い、2階と3階に中央図書館が拡張するなど、プラネタリウムを含む大規模な改修の構想がありました。ただ世田谷区役所本庁舎の建替工事により、区役所の一部機能が教育会館に仮入居しているため、本格的な改修計画は2027年以降に行われる予定となっています。
1階には喫茶店も入ります。
直径16メートルのドーム、世界最高クラスの投影数
プラネタリウムは、直径16メートルの水平型ドームとなっており、140席を備えています。
1988年の教育会館の開館と同時にオープンし、その後老朽化により2010年9月にリニューアルされ、投影機やシステムが一新されています。
光学式投影機「CHIRON(ケイロン)(初代)」と全天周デジタル映像システム「バーチャリウムII」を導入しており、世界最高クラスの約1億4千万個の星を投影できます。
リニューアル時にはバリアフリー化もされており、車椅子スペースも設置。座席の幅や間隔も拡大されています。
土日・祝日に投影
プログラムの投影は、土日・祝日および都民の日のみとなり、平日の投影は原則行われていません(学校の長期休暇期間は除く)。
投影は、一般向け番組が1本60分で1日2回、子供向けの「ちびっこタイム」が1本50分で1日1回の合計3回行われます。
一般向けの投影では、前半に星空解説が行われた後、後半には星や宇宙をテーマにした番組が上映されます。番組は、全国のプラネタリウムで上映される作品の他、プラネタリウムの解説員がライブで話す、オリジナルの解説番組も用意されています。
子供向け番組は、幼児~小学生低学年を対象として、季節に合わせた星の話が紹介されます。
CDコンサートや大人向けプログラムも
毎月第2・3土曜日には「星空CDコンサート」、第4土曜日には「大人のための星空散歩」として、特別投影も行われています。
夏休みや春休みの学校の長期休暇期間中は平日にも投影が行われ、夏休みには、小学生低学年向けの親子天文教室や、小学生高学年向けの天文教室も行われています。
その他、天体観望会も年に6回行われており、プラネタリウムコンサートも開催されています。
休館日は毎月第3日曜日
世田谷区立中央図書館プラネタリウムは、前述の通り学校の長期休業期間を除き、土日・祝日のみの投影となりますが、毎月第3日曜日が休館日となっています。
観覧料は、大人(高校生以上)400円、子供(小・中学生)100円、幼児は無料となっており、子供も土日・祝日・休日の投影は無料となります。公営のプラネタリウムということで、リーズナブルな料金となっています。
観覧券は、当日午前9時から現地の券売機で販売されます。
最寄り駅は「桜新町」「上町」駅、駐車場は無し
最寄り駅は、建物の南方向に東急田園都市線の桜新町駅、北東方向に東急世田谷線の上町駅があり、それぞれの駅から徒歩10分ほどの場所にあります。
鉄道駅からは若干離れていますが、バス路線は複数利用できます。最も最寄りのバス停は建物の向かい側にある東急バスの「弦巻営業所」となり、徒歩1分ほどでのアクセスとなります。
来館者用の駐車場は併設していません(車椅子用は1台あり)。中央図書館も入る建物ですが、周辺は住宅街のため、コインパーキングはあまり多くはありません。