サンシャインシティにあるプラネタリウム
サンシャイン60を中心とした複合施設「サンシャインシティ」のワールドインポートマートビル屋上に入るプラネタリウムです。
サンシャインシティは、60階建てで展望台がある「サンシャイン60」、アミューズメント施設やコンベンションセンターが入る「ワールドインポートマートビル」、宿泊施設の「サンシャインプリンスホテル」、サンシャイン劇場等が入る「文化会館ビル」、低層階のショッピングセンターなどからなります。
ワールドインポートマートビルには、サンシャイン水族館や、屋内型テーマパーク「NAMJATIOWN」なども入ります。文化会館ビルの1階はバスターミナルとなっており、7階には古代オリエント博物館があります。
「専門店街アルパ」と「サンシャインシティALTA」の2つのショッピングセンターには、合わせて250以上の店舗が入居しており、アルパの中心にあるサンシャインシティ噴水広場はイベント会場ともなっています。サンシャイン60の58階、59階にはスカイレストランもあります。
コニカミノルタの直営プラネタリウム
コニカミノルタの子会社で、投影機の開発・販売やドームの設計施行などプラネタリウム事業を展開しているコニカミノルタプラネタリウムが直営しているプラネタリウムです。
2003年6月に閉館した「サンシャインプラネタリウム」を引き継ぐ形で、2004年3月にオープンしました。コニカミノルタプラネタリウム直営館としては最初のプラネタリウムであり、プラネタリウムメーカー直営としては、世界初のプラネタリウムとなります。
オープン時は「サンシャインスターライトドーム“満天”」の名称でしたが、2007年にリニューアルし、その時に「コニカミノルタプラネタリウム“満天” in Sunshine City」へと名称を変更しています。
前身となるサンシャインプラネタリウムは、ワールドインポートマートビルが開業した1978年にオープンし、都心では数少ない民間の大型プラネタリウムとして、最盛期には年間40万人以上が来場する人気スポットでした。ただ入場者数の減少や、施設の老朽化による大型投資の必要性などから閉館が決定し、貸し会場のサンシャインスターライトドームとなっていました。
復活オープン時にそれまでの設備を一新しており、その後も2007年、2011年、2015年、2018年と短期間でリニューアルが行われていることも特徴です。
8Kマルチプロジェクションシステムや芝シート
投影機には、2015年のリニューアル時に、コニカミノルタプラネタリウムの技術が結集された最新鋭機「Infinium Σ(インフィニウム シグマ)」を導入。「夜空に輝く恒星の美しさ」にこだわって開発された光学式プラネタリウムにより、リアルな星空を再現します。
これに2018年に一新された6台構成のレーザープロジェクターによる、8Kマルチプロジェクションシステムにより、全天ドームスクリーンに臨場感ある鮮やかな映像を映し出します。
シートは、リクライニング付の一般シートの他に、雲シートと2018年のリニューアル時に導入された芝シートが、プレミアムシートとして選択できます。
「雲シート」は、真っ白な雲のようなソファシートです。寝転びながら星空を眺めたいという希望を叶える、5組(10名)だけの満天限定シートです。「芝シート」は、エアウィーヴを採用したフルフラットの芝生のようなシートです。公園で寝転んだような気分で、星空をゅったりと楽しめる3組限定のプレミアムシートとなっています。
作り込まれた映像作品、オリジナルアニメなど多彩なプログラム
上映プログラムは、1つ1つが映像作品として作り込まれています。ナレーションは、豪華な声優や俳優たちが務めており、コニカミノルタプラネタリムだけで楽しめる上質なプログラムとなっています。
通常のプログラムに加えて、アロマの香りと共に楽しむヒーリングプログラムや、ドラえもんなど人気アニメのオリジナル作品も作られています。大人向けのR18作品など、他にはない作品も含め、多彩なラインアップが楽しめます。
プログラムは1本あたり40~45分となっており、開館後の10時台~最終の20時台(土日祝日は21時台)まで、基本的には1時間に1本上映が行われています。1つの作品が1日に複数回上映される形となるため、スケジュールや空席状況に合わせて観覧できます。
ショップも併設
コニカミノルタプラネタリア満天には、ショップも併設されています。
ショップは、「銀河のどこかにある不思議なギフトショップ」をコンセプトとした「GALLERY PLANETARIA」で、様々な星空・天文グッズを取り扱っています。
プラネタリウムが入るサンシャインシティには、多くの飲食店もあるため、上映の待ち時間に食事を済ませることも出来ます。また同じワールドインポートマートビルの屋上には、サンシャイン水族館もあり、プラネタリウムと合わせて楽しめます。
土曜・祝日は22時まで開館
平日は21時までの営業ですが、土日祝日は22時まで開館しており、21時開始のプログラムも上映されています。
季節に合わせて様々なイベントも開催されており、四季によって移り変わる星空と同様、プラネタリウムも季節に合わせて楽しめます。
投影チケットは、無料の「Starry Members会員」になると7日前の正午から、非会員は5日前の正午から、いずれも上映開始の30分前までオンラインで購入可能です。
空席があるプログラムは、現地のチケットカウンターで当日購入が出来ます。
最寄りは「東池袋駅」、駐車場はサービス対象外
鉄道の最寄り駅は、東京メトロ有楽町線の東池袋駅となり、6、7番出口から徒歩で約10分ほどの距離となります。ターミナル駅である池袋駅からは少々離れており、東口から出て徒歩20分ほどの場所となります。
土日祝日やサンシャインシティでのイベント開催時には、ワールドインポートマートビルのエレベーターが非常に混雑するため、時間には余裕を持って移動する必要があります。
サンシャインシティの地下2、3階に駐車場があり、30分400円で利用できます。サンシャインシティ内の各施設の利用や買い物、飲食で一定時間無料となる駐車場サービスがありますが、コニカミノルタプラネタリウム満天は対象外となっているため、注意が必要です。