渋谷区の文化総合センターに入るプラネタリウム
「渋谷区文化総合センター 大和田」の最上階である12階に入るプラネタリウムです。
渋谷区文化総合センター 大和田は、渋谷区の施設となり、しぶや文化創造グループが指定管理者となって運営されています。1997年に閉校した大和田小学校の跡地にある建物で、2010年11月にオープンしました。
文化、教育、健康、福祉の区民活動を支え施設として、地下1階~12階の建物の中には、保育園や歯科医院、多目的アリーナ、区民健康センターなども入ります。
館内には他に、体験型のプログラムを提供する「こども科学センター・ハチラボ」や、「こもれび大和田図書館」、レストランやカフェもあります。
五島プラネタリウムを引き継ぐプラネタリウム
渋谷の駅前にはかつて、東急文化会館の屋上ドームとして位置した「五島プラネタリウム」がありました。1957年に当時としては珍しい民間のプラネタリウムとして開館した五島プラネタリウムは、2001年に閉館するまで40年以上にわたり、親しまれました。
渋谷区文化総合センター 大和田には五島プラネタリウム時代の資料も保管されており、2階には当時使われていた投影機も展示保存されています。
コスモプラネタリウム渋谷の開館時には、五島プラネタリウム時代の解説員も複数在籍しており、現在も、「伝説のプラネタリアン」と呼ばれているベテランの村松修氏が解説員を務めています。
8人の解説員が多彩なプログラムを提供
コスモプラネタリウム渋谷には、8人の解説員が在籍し、常時6種類の上映プログラムが提供されており、公営施設にでありながら、多様なブログラムを楽しめることが特徴と言えます。
平日は1日4回、土日は1日9回プログラムの上映が行われています。公営施設にあるプラネタリウムは、上映日が限られていることも多い中、上映回数の多さもポイントです。気分やスケジュールに合わせて、プログラムを選ぶことができます。プログラムは1回40分となっており、投影に加えて星座解説なども行われます。
なお貸切などにより、上映回が休止となる場合があるため、当日の上映プログラムはホームページで確認して下さい。
貸切プログラムも提供
コスモプラネタリウム渋谷では、プラネタリウムの貸切プログラムも用意しています。家族や友人、カップルなど個人での利用が可能です。
1投影(40分)60,000円~貸切にでき、要望と予算に合わせてプログラムもカスタマイズ可能です。例えば、プロポーズ、ライブコンサート、ファッションショーといった利用例がホームページでは紹介されています。
また屋上には観望スペースがあり、特別イベント時などには観望会も行われます。
特別イベントも、休館日は毎週月曜日
長期の休み期間などには、通常とは違う特別投影などのイベントが行われます。
また毎週月曜日が休館日となっており、月曜日が祝日の場合は翌日が休館日となります。
投影チケットは、現地の券売機では約1週間前~投影開始時間まで、オンラインでは約1週間前~投影開始90分前まで販売されています。なお電話での予約は受け付けていません。
現地での販売は、現金に加えて、クレジットカードやQR決済も利用可能です。オンラインでは、クレジットカードのみ利用できます。
渋谷駅からは徒歩圏内、シャトルバスも運行
最寄り駅はJR・東京メトロ・東急・京王の渋谷駅です。JRは新南改札、東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線はハチ公改札・A5出口、東京メトロ副都心線・東急東横線は渋谷ヒカリエ改札・B6出口、東京メトロ銀座線はスクランブルスクエア方面改札、京王井の頭線は西口改札が最寄りとなります。出口からは大体徒歩10分ほどの距離となります。
渋谷駅からは、直行の「大和田シャトルバス」(100円)がフジエクスプレスにより運行されています。渋谷駅の改修工事に伴い2023年11月から運休していましたが、2024年10月にバス停位置を変更した上で、平日のみで運行を再開しています。渋谷駅発の運行は13:10~16:55までの12本となります。
渋谷駅からは、渋谷区のコミュニティバス「ハチ公バス」(100円)も利用でき、夕やけこやけルートで「文化総合センター大和田」前下車となります。
来場者用の駐車場は用意されておらず、身障者スペースが1台のみあります。周辺はオフィスや大型のビルが多いこともあり、コインパーキングは多くはありません。なお、バイク用の駐輪場は地下(有料)に用意されています。